友だちとの勉強の功罪(2)


あさのは塾ブログ

HOME > ブログ

★ わるいところ

1.友だちに教わったことが、間違っている場合がある

 内容をよく理解していない生徒同士では、質問も答えも、ちんぷんかんぷんになってしまいます。

 こういう子どもたちの場合、わからないからといって、調べたり先生に聞いたりすることもなく、そのまま放ってしまいがちです。

2.一方的に時間を取られる
 友だちに質問ばかりされて、自分の勉強がろくに進まないばかりか、しまいにはノートを貸してくれとせがまれてしまうこともあります。

 こちらが、一方的に提供するばかりでは、決して実りが多いとは言えません。勉強がわからないのは、まず本人のせいなのですし、自分を犠牲にしてまで、ボランティアをしてあげる必要はないのです。

3.喋ってしまう、遊んでしまう


 しばしば見られるケースです。緊張感のない子どもたちの場合は、勉強のために集まったはずなのに、結局集中することが出来ません。時間を一緒に過ごしたというだけで、勉強した気分になってしまいます。

4.友だちがこの程度だから、自分もこれでよいと思う

 わからないところがたくさんあるのに、友だちも同じ様子だと安心してしまって、真剣に取り組まなくなってしまいます。


★★ 教訓 ★★

1.一人でも勉強する


 中学・高校で学習することは、少々友だちと一緒に勉強したからといって、終わってしまうような知識量ではありません。一人の勉強が必要なことに、変わりはないのです。

 友だちと勉強したあと、家に帰ってテレビを見ているようでは、先が思いやられます。

2.下準備をする

 あらかじめ一人で勉強にとりかかって、疑問に思ったところをチェックしておきましょう。友人と会えたときに、お互いに、聞いたり聞かれたりすることが望ましいのです。

3.相手を選ぶ

 勉強に限らず、一般に何かを成し遂げようと思えば、その分野に優れた人と交際するのが近道です。朱に交われば赤くなるということわざもあります。

 一緒に勉強する相手は選んでください。できれば、自分より成績の良い友人も誘って、勉強するようにしましょう。
あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 01:41 PM | comments (x) | trackback (0)

この記事のトラックバックURL
http://www.asanoha-kyoto.com/blog/tb.php/27
トラックバック

pagetop