わり算の筆算のこと


あさのは塾ブログ

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 今でこそ塾教師などしていますが、学校時代の勉強を思い出すと恥ずかしい限りです。上から数えても下から数えても同じぐらいの成績でした。

 小学生の頃は、たし算やかけ算の筆算を家で教わって、学校で知ったかぶりをするようなタイプでした。ということは、勉強にあながち興味がないわけでもなかったようです。

 うまく行かなかったのはわり算の筆算でした。かけ算で味を占めて、自分から教えてくれと母親に頼んだような気がしますが、これがどうしてもできるようにならなかった。結局その夜は半べそをかきながら、叱られて寝ました。

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 しばらくして、学校の授業でわり算の筆算が始まりました。自分はといえば、結局わからなかったにもかかわらず、それまでのように見栄を張って、知っているフリをしていました。まったく何をやっていたんでしょうか。めんどくさい子どもです。

 ところが、不思議なことに、教わる通りに恐る恐るやっていたら、スムーズにできた。実は知らないのに、知ったかぶりをしていたら本当にできた。あれ、と思いましたね。

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 そのとき考えたのは、わかるはずだと思って取りかかると、わかりやすくなるのかなということでした。逆にわからないと思っていると、本当にわからない。

 それから、一度目にはわからなくても、二度目にはわかりやすくなるのかとも考えました。最初で理解できなくても、何度かチャレンジすればできるようになる。

 さらに、同じ内容を別の人に教えてもらうと理解できるということもある。たとえば、学校ではできなかったのに、塾で教わったらわかったということがある。

 それはなにも塾が偉いわけではなくて、同じことをちがう言葉やちがう角度で説明してもらったところに意味があるのでしょう。

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 教える側に回ってからは、よけいにそういうことを考えるようになりました。理解しにくい内容は一度に教え切らない方がよいときもある。無理だと思ったら深追いはしない。

 逆に、全部わかってくれなくてもよいという前提で、最後まで教えてしまう場合もある。そのまま一週間ほど寝かせて、発酵具合(?)を見るわけです。

 テレビドラマが予告編を流すように、前の授業でさわりを済ませておくのも効果的です。誰しも初めてだと身構えますが、二度目ならリラックスして聞くからです。

 学年と状況により作戦はさまざまですが、勉強を馴染みやすいものにするために、いろいろな工夫を考えることができます。
あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 02:33 AM | comments (x) | trackback (x)

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