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 2011年度より、ローマ字の学習時期が小学3年に変わりました。そのため、小学4年の算数から、アルファベットが記号として図形に使われます。

 ところが、最初のA,B,C…くらいは知っていても、まん中あたりの文字の読み方がわからない子どもが結構います。これは、小学校でアルファベットの教え方について、コンセンサスが取れていないためです。

 大人は読めて当たり前だと思っていますから、子どもが読めないことになかなか気づきません。とくに漢字が苦手な子どもほど、アルファベット、ローマ字でもつまずきが多いようです。
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 09:56 PM | comments (x) | trackback (0)

★ わるいところ

1.友だちに教わったことが、間違っている場合がある

 内容をよく理解していない生徒同士では、質問も答えも、ちんぷんかんぷんになってしまいます。

 こういう子どもたちの場合、わからないからといって、調べたり先生に聞いたりすることもなく、そのまま放ってしまいがちです。

2.一方的に時間を取られる
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 01:41 PM | comments (x) | trackback (0)

 テスト前になるとよく見かける光景ですが、「友人たちと一緒に勉強することの功罪」を考えてみましょう。

★ よいところ

1.友だちに質問できる

 先生には聞きにくいが、友人には気やすく質問できるという場合があります。

 また、子どもの言葉で、子どもの目線から説明してもらうと、わかりにくかったことが腑に落ちるということもあります。

2.友だちに教えてあげられる
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 01:34 PM | comments (x) | trackback (0)

 彫刻師ピュグマリオンは現実の女性に絶望し、生涯結婚はしまいと決心しました。そして、理想の女性を夢見て象牙の像を彫り上げたのですが、見れば見るほどその像の美しさに引き込まれるようになりました。

 そこで、彼は女神アプロディテの社に詣でて、このような女性をお与え下さいと一心に祈ったのです。アプロディテは、熱心な信者であった彼の願いを聞き遂げることにしました。

 彼が家に帰ってみると、彫像の肌は温もりを帯びており、やがておずおずと目を開いたのです。

(ブルフィンチ『伝説の時代』から)


期待が現実を変える

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 12:22 AM | comments (x) | trackback (0)

・産医師異国に向かう(3.141592…)

 近頃は携帯が普及して、電話番号を覚える必要はなくなりましたが、昔は、たいがいの連絡先の番号は暗記していたものです。

 当時を思い起こしてみると、数字の並びに一種の表情が感じられて、それが記憶の助けになっていたようです。頭を使わなくなるにつれて、なにがしかの能力を失いつつある気がします。

  「円周率を覚えた!」と言って、延々と唱えている生徒がいました。それが直接役に立つわけではありませんが、若い間の一時期に記憶力を鍛えることは、決して無駄なことではありません。


・鳴くよウグイス平安京(794)
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 11:30 PM | comments (x) | trackback (x)

・水兵リーベ

 中学・高校の化学で元素の周期表を習うとき、「水兵リーベ僕の船…」(H, He, Li, Be, …)という記憶法を教わりますね。「水兵」とか「リーベ」というドイツ語から察するに、戦前の旧制高校時代から伝わるものでしょう。

 同じような覚え方に、イオン化傾向の「借りよかな、まああてにすんな…」とか、炎色反応の「リアカー無きK村…」なども有名です。少し古めかしくて、どの参考書にも書いてあるところを見ると、やはり伝統あるものなのだと思います。


・ふっくらブラウス
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 01:43 AM | comments (x) | trackback (0)

・なぜ勉強しないといけないの?

 「因数分解なんて将来役に立つの?」とか「外国行かない人は英語いらないんじゃないの?」というのは、子どもたちがちょくちょく口にする疑問です。

 私は哲学科出身なので、この手の議論は好きです。だから、相手が本当に疑問をぶつけてきたのなら、至って真面目に返答します。

 ただし、多くの場合、要するに彼らは「勉強したくない」だけなのですね。ですから、そういうときは「金髪のかわいい女の子(男の子)に道を聞かれたときのためだよ」みたいな与太話をして煙に巻くことにしています。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 01:20 AM | comments (x) | trackback (0)

・ラインを引く(2)

 かつて代々木ゼミナールの白井先生(高校日本史)に教わった、歴史の教科書の勉強法は次のようなものです。

①教科書を読みながら「年号」にピンクの線を引く。

②2回目を読みながら「人名」に黄色の線を引く。

③3回目を読みながら「その他の太字」にオレンジ色で線を引く。


 こうして何度も読むことで流れが掴め、知識が頭に入り始めるということでした。実際にやってみると、結構時間がかかるので、自分なりに一工夫する余地はあります。
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 08:04 PM | comments (x) | trackback (0)

 誰しもお気に入りの本で、大切に永久保存したいものがあるでしょう。あるいは、読み終わったらブックオ○に売りに行こう、という下心のある本もあるでしょう。

 教科書・参考書・問題集が、上のどちらかに当てはまるなら別です。しかし、たいていの場合、これらの本は時期が過ぎたら捨ててしまうものですね。

 もしそうなら、たくさん線を引き、書き込みをして、どのページも紙がクタクタになって、どこを開いても開きグセがついているぐらい使い込んであげた方が、教科書にとっても本望だと思うのですが、いかがでしょうか。
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 04:58 AM | comments (x) | trackback (0)

 ある日、--私が五つか六つの時だったろう--父は祖父に、「そろそろ秀樹にも、漢籍の素読をはじめて下さい」と言った。

 その日から私は子供らしい夢の世界をすてて、むずかしい漢字のならんだ古色蒼然たる書物の中に残っている、二千数百年前の古典の世界へ、突然入ってゆくことになった。

 どれもこれも学齢前の子供にとっては、全く手がかりのない岩壁であった。夜ごと、三十分か一時間ずつは、必ずこの壁と向いあわなければならなかった。

 祖父は机の向う側から、一尺を越える「字突き」の棒をさし出す。棒の先が一字一字を追って、
「子、日く……」
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 03:08 AM | comments (x) | trackback (0)

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